2013.3.2(Sat.)16:00-17:30
- ゲスト
- Xiao Mage [Xiao Mage & Cheng Zi Workshop] from Beijing
- 聞き手
- 後藤哲也[OOO projects/typographics ti:編集長]
原田祐馬[UMA/design farm,typographics ti:クリエイティブディレクター] - 通訳
- 王怡琴((株)真之助デザイン)
プレゼンテーション
後藤:今回は、シャオマグさんに北京から来てもらいました。本来は、チャンズさんと夫婦でデザイナーをやっていらっしゃいます。展示を見てもらってもわかる通り、彼らは印刷にとてもこだわりがあるそうです。そのため、今回チャンズさんが、どうしても印刷立ち会いで来られないということで、シャオマグさんだけ来日してもらいました。では、自己紹介をお願いします。
シャオマグ:みなさんこんにちは。今回このような機会をいただいて、非常に光栄に思っています。今、とても興奮しています。いつも、日本の優れたグラフィックデザインを参考にしていて、日本のグラフィックデザイナーはすごく優秀だと思っています。だから、こうしてここで話すのは、少し恥ずかしいです(笑)。今日はよろしくお願いします。
後藤:日本に来るのははじめてですか?
シャオマグ:はじめてです。1996年に北京の清華大学に入学し、2000年に卒業しました。グラッフィックデザインを専攻していました。チャンズとは、クラスメイトでした。同じクラスのときから現在も、私がリーダーとなり、彼を管理し、指示を出しています(笑)。最近はグラフィックデザインや書籍、ブランディングの仕事をしています。また、デザインの仕事をしながら、出版社で、編集者としても働いています。なので、本をデザインするときにも、デザイナーの視線だけでなく、編集者の視線からデザインしています。
後藤:以前取材に伺ったときは、その出版社でインタビューしましたが、編集者としては、どんな本の編集をしているのですか?
シャオマグ:芸術の書籍です。
後藤:出版社の人たちは、デザイナーの仕事をしていることも知ってるのですか? また、知っているなら、一緒にデザインもしてくれないかと言われないですか?
シャオマグ:言われますね(笑)。出版社の仕事は、けっこう自由で、毎日行かなくても大丈夫なのです。だから、自分のデザインの仕事もできます。編集とデザインは関係性が近いので、やりやすいです。以上が自己紹介です。では今から作品を紹介していきます。