InterView05 Hei Yiyang[SenseTeam] from Shenzhen
後藤:残りの時間を使って、どういうことを書けば良いかもう一度説明してもらって、会場にいるみなさんもアンケートを書いてみましょう。デザインと生活に関することを自由に書いたらいいということでしょうか?
ヘイ:なんでもいいです。これからWebをつくってのせていく予定です。絵でもいいし、文字でもいいですよ。
後藤:ではみなさん、5分、10分で気軽に書いてみてください。
ヘイ:書いていただいたものをもとに、バッジや本をつくります。このプロジェクトはもともとデザインセンターに頼まれてはじめましたが、今は自分で続けています。デザイナーはクライアントに依頼された仕事だけをやるので、自分で企画することが少ないですから。
原田:その展覧会の展示をしている人よりおもしろいことをやっていますね。完全に乗っ取ってしまっている(笑)。そういうところがすごいですね。
後藤:せっかくなのでご来場した方に今日の感想を聞いてみたいと思います。日本タイポグラフィ協会の先輩方もたくさん来られているので、まず杉崎さんからよろしいでしょうか?
杉崎:前に蛍光灯の作品を見て、おもしろいと思っていました。今日はその背景が知れてとても良かった。最初に自分のことを情報処理機といっていましたが、さらに彼は条件を処理しているように思います。コミュニケーションデザインの第一歩となることをできる人が出てきたと感じました。また3つのキーワードがありましたが、そのなかで僕は「REAL=真」という言葉が一番印象に残りました。僕の名前も「真」です(笑)。
高橋:作品は今まで良く見せていただいていたんですが、蛍光灯の作品は、背景をはじめて理解できたので嬉しかったです。これは素晴らしいアイデアだなと思いました。今までは単に蛍光灯をグリッド状にしたタイポグラフィとしか見えないものが多くありましたが、これは素晴らしい。最初にデザインは時代を記録すると言っていて共感しました。ただ話を聞いていくと、違いがあった。先ほどの紙に僕が書いたのは「生活が求めるデザイン、デザインが答える、その結果、時代が記録される」。それはどういうことかと言うと、デザインが時代を記録するのではなくて、記録される。要はデザイナーが時代の要求に応えていると、その時代が記録されるということです。ヘイさんは自分が時代を感じ取って、それを発信するという記録の仕方をとらえていたので、それも素晴らしいと思いました。そのアート造形が関わってくるところが日本のデザイン事情との違いですかね。
原田:僕の場合は、デザインは生活で、生活はデザインなので、それ以上のものはないなと思いました。
ヘイ:同じです。仕事をしていくうちに、自分がデザインに囲まれていくので、それが生活につながっていきます。違う年代の方や卒業をした人、デザイナーの先輩たちに質問をすると、それぞれ自分の答え、そのときの答え、その時代の答えを書いてくれる。毎回質問を聞くときにそのときの感想を記録しています。5年後に聞くとまた違う答えが出る。それはそのときの記憶と今の記憶が異なるからです。
後藤:今日は長い時間、本当にありがとうございました。
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