2013.2.16(Sat.)16:00-17:30
- ゲスト
- Hei Yiyang [Sense Team] from Shenzhen
- 聞き手
- 後藤哲也[OOO projects/typographics ti:編集長]
原田祐馬[UMA/design farm,typographics ti:クリエイティブディレクター]
プレゼンテーション
後藤:本日はゲストに中国・深圳からヘイ・イーヤンさんをお迎えしてトークを行います。ヘイさんは37歳の若さで、深圳ではトップを走っているデザイナーです。それでは、ヘイさんに今まで手がけてきた仕事のお話をしていただきます。よろしくお願いします。
ヘイ:私たちの仕事は、グラフィックデザイン、アート、広告などの媒体が中心です。よりわかりやすく情報を伝えることを常に心がけています。なので、私は自分のことを情報処理機だと思っています。現在、スタッフは35名。全員がグラフィックを担当しているわけではなく、いろんな分野の人がいます。毎日、それぞれと話をして情報交換しています。スタッフみんながおもしろくて、動物のように個性があります。自分の役割は、動物たちを集めて、楽しく仕事をすること。そして、同じ声を出せるようになることです。
今、オフィスは4階に分かれていて、階ごとに異なる分野の仕事をしています。商業デザインだけでなく、文化的なデザインもしていて、それが1階で、例えば展覧会のデザインなどです。2階は空間デザイン部門で、展覧会の展示空間を3階のプランニングでは展覧会の計画などを手がけています。4階はグラフィックデザイン部門で、主に広報物を担当。この4階を重ね全部一緒にすると、ハンバーグのようになって、食べると美味しい(笑)。
空間デザインや企画の仕事はグラフィックが中心なので、仕事量としてはグラフィックが最も多いです。どんなこともグラフィックから発信されますからね。これは、これまで受賞したいろんな賞です。
後藤:中国本土ではじめての、D&AD賞を受賞したデザイナーだとジェイヴィンに聞きました。
ヘイ:そうですね。50年間、中国の本土に受賞者はいませんでしたので、はじめてのD&ADです。
オフィスには、スタッフ以外にも猫8匹と犬2匹がいます。みんなもそれぞれ仕事をもっています。グラフィック系や空間系など(笑)。デザインはストレスが溜まる仕事なので、猫や犬がいることで気分が楽になります。今、中国の正月休みでスタッフはいませんが、猫はいます(笑)。